動画編集者は増えすぎ？オワコン？将来性と今後の需要について解説

「動画編集者は増えすぎていると聞くけど、もうオワコンなの？」

「動画編集者の将来性は？今からでも稼げるの？」

「今後動画編集者の需要はどうなの？今から目指しても遅い？」

動画編集者になりたいと思っている方はこのような疑問を持っていませんか？動画視聴時間の延長や5Gの登場で動画編集者への需要は高まっていると言われていますが、数が増えすぎていて今からでも稼いでいけるのか不安に思う方が多いでしょう。

この記事では、動画編集者はオワコンではない理由や増えている編集者の中でも活躍していくための方法、おすすめのスクールを紹介します。

記事を読めば、動画編集者の将来性と需要についてわかり、クライアントから選ばれる編集者になるための方法がわかります。動画編集者を今から目指す人は最後まで読んで参考にしてください。

動画編集者は増えすぎ？オワコンではない3つの理由

動画編集者は増えすぎているので、「オワコン」＝「終わったコンテンツ」と思っている方もいるかもしれません。しかし、動画編集の仕事は今後も増えていくことが予想されているため、仕事がなくなることはないでしょう。ここでは、動画編集者はオワコンではない理由を3つ紹介します。

それぞれを詳しく解説します。

1.5Gが普及し需要が今後も高まる

5G（ファイブジー）は今後も発展が予想され、動画と動画編集者へのニーズは高まるとされています。5G（5th Generation）とは、2020年3月からサービスを開始している「第5世代移動通信システム」のことであり、高速インターネット通信を可能にする技術です。

5Gが普及すると、具体的には以下のような影響があるといわれています。

2023年5月現在、5Gが普及しきっていない状況でも、動画広告市場は年々拡大してきています。

出典：2022年日本の広告費インターネット広告媒体費 詳細分析

電通の調査によると2022年のビデオ（動画）広告が5,920億円であり、前年比115.4％の2桁成長しています。2023年は前年比115.7％と引き続き高い成長率を維持し、6,852億円まで増加すると予測しています。

5Gが今後も普及していくことが予想されるため、動画編集者へのニーズも高まるでしょう。

2.仕事ができる動画編集者の需要はかなり高い

動画編集者は増えているものの、クライアントが求めるレベルの仕事ができる人は一握りで、常に不足している状態だと言いわれています。実際に動画編集ディレクターは、動画編集スキルがあって、周辺のスキルも兼ね備えた動画編集者は足りていないと感じています。

動画編集のスキルだけではなく、企画・構成・マーケティングなどのスキルを持っている編集者はまだまだ足りていないため、今から動画編集を学んでも遅くありません。

3.動画業界の市場規模は拡大が予想されている

動画業界は、近年急速に成長しており、かつ今後も成長していくことが予想されています。

出典：サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施

大手インターネット広告企業「サイバーエージェント」の調査によると、2022年～2026年の4年間で約2.2倍に動画業界の市場規模が成長し拡大すると予想されています。

市場規模が拡大しているため、動画編集者への需要も高まることが予想され、今から編集者を目指しても遅くないでしょう。

動画編集者の将来性への5つの懸念

これから動画編集を学ぼうと思っている方は、動画編集者への将来性に問題がないのかと思っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、動画編集者の将来性への懸念と、その真偽について解説します。

1.動画編集者が増えすぎて、飽和状態にならない？

動画編集者の需要が高まるため、動画編集業界に新たに参入する人が増え、飽和状態にならないかという懸念がよく聞かれます。

前述しましたが、動画市場は2022年～2026年の間に約2.2倍に拡大すると予想されています。

動画編集者が増えてきているとはいえ、動画市場規模が拡大しているため編集者が飽和する可能性は低いでしょう。もし飽和するとすれば、スキルが不足している「初心者」レベルの動画編集者であり、実績を積んで実力を身につけていれば仕事がなくなることはありえません。

2.単価が低くて、稼げないのでは？

動画編集者が増えれば、低単価の案件が出てくる可能性があるでしょう。ただ、低単価の案件は実績を積んだ人ではなく、「少しでも実績を増やしたい」「報酬は気にせず、手を動かしてスキルを磨きたい」と思っている「初心者」向けの案件です。

高度な編集技術スキルを持った実績のある上級者ならば、単価が低くて稼げないということはないでしょう。

動画編集ソフトを使いこなして、プラスして高度な編集技術や周辺スキルを身につけていれば、低単価ではなく高単価の案件を受けて、動画編集者として稼いでいけます。

3.AIによって動画編集者の仕事は取って代わられる？

AI（人工知能）とは、「人間のような知能を持ったコンピューター」で、自ら学習できるという特徴を持っています。日々進化するAIによって、動画編集の一部の仕事はAIに取って代わられる可能性があるでしょう。例えば、テロップ挿入・カット編集などの単純作業はAIの自動認識によって行われるといわれています。

ただ、動画編集の構成は「人間のセンスや感性」が必要であり、動画の「間」の使い方や「笑いどころ」はAIには行えないと考えられています。

AIに単純作業が代替されても、人間のセンスや感性が必要な部分には「人間」の動画編集者が作成に関わる必要があるため、AIに仕事が奪われることはないでしょう。

AIの自動認識機能などは動画編集者の仕事をサポートしてくれるため、編集者は人間にしかできないクライアントへの価値提供について考える時間を取れるようになります。

4.YouTube編集ブームはもう終わっている？

「YouTubeはもう遅い」とよく言われるため、YouTubeの動画編集ブームも終わっているという懸念もあるでしょう。YouTubeチャンネルで登録者数が数百万人を超えるものは以前と比較して増えにくい状況ですが、現在登録者数が増えているジャンルもあります。

出典：サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施

また、サイバーエージェントによると動画市場は拡大し、赤色の「インストリーム広告」はYouTubeが大きな割合を占めているため、YouTubeもまだまだ拡大していくと予想されています。

今後もYouTubeは市場拡大していくことが予想されており、YouTube編集ブームは終わらないでしょう。

5.動画編集はスマホでもできるから専門家は不要？

スマホの技術が発展しているため、スマホを使って簡単な動画編集は行えます。しかしスマホで動画編集ができても、動画編集者にしかできないことがあります。動画編集者にしかできないこととは以下のことです。

動画は誰でも作れますが、視聴者を惹きつけてクライアントが意図する動画を作るにはマーケティングスキルやデザインスキルが必要です。

そのため、スマホでの動画編集の技術が向上しても編集者の仕事がなくなることはないでしょう。

増えすぎた動画編集者の中で活躍するための7つの方法

動画編集は今後も拡大していく市場ですが、初心者レベルの技術しかない編集者は淘汰されていく可能性が高いでしょう。ここでは、増えすぎた動画編集者の中で活躍していくため必要なことを紹介します。

動画編集者として長期的に稼いでいきたい人は参考にしてください。

1.動画編集スキルを高め続ける

動画編集者として活躍していくためには、編集スキルを高め続けることが必要です。前述した通りAIの発展によって、動画編集の一部は自動化されていくことが予想されますが、人間にしかできない部分は残ります。

人間にしかできない部分は感性やセンスが必要であり、元々持っている人もいるかもしれませんが、実践を積むことでより確実なスキルになるでしょう。

動画編集スキルを高め続けて、クライアントに求められる編集者を目指しましょう。

2.ディレクションスキル・マネジメントスキルを身につける

動画編集スキルだけではなく、ディレクションスキルやマネジメントスキルを身につける必要があります。動画市場が拡大していくことが予想されるため、動画編集者だけではなく編集ディレクターへの需要が高まることが予想されるからです。

動画編集ディレクターは、動画制作時に企画・構成・撮影から編集までのすべての工程に携わり、仕事の全体像を把握し、チームのスケジュール管理をします。また、クライアントとの打ち合わせをし、その内容をまとめて、複数の編集者に仕事を指示するのが仕事です。

動画編集するだけではなく、ディレクションスキルやマネジメントスキルを身につけることで他の編集者と差をつけられるでしょう。

3.周辺領域のスキルを身につける

動画編集のスキルだけではなく、周辺スキルを身につけるとよいでしょう。周辺スキルとは、以下のようなスキルです。

マーケティングスキルを身につけると、クライアントが成果を上げられるような動画を制作できるようになるでしょう。また、視聴者を惹きつけるデザインスキルを身につけることで、視聴者が購入したくなるような動画を制作できます。

動画編集スキルだけではなく、周辺スキルを身につけることで、生き残る編集者として稼いでいけるでしょう。

4.営業スキルを身につける

営業スキルとは、仕事を得るために必要なスキルのことです。動画編集スキルが高くても、営業力がないとなかなか仕事が得られません。

営業力があれば、少ない実績でも仕事を受注できる可能性が高まります。案件をこなしていけば実績も積み上がっていくので、より単価の高い仕事にも挑戦できるでしょう。

営業スキルは動画編集スクールで教えてくれるところが多いので、しっかり身につけたい方は学べるところがおすすめです。

初心者向けの営業のコツは、関連記事「初心者が動画編集の営業を成功させるコツ！提案のポイントや案件が取れない人の特徴も解説」にて解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

5.トレンドを押さえる

動画編集にはトレンドがあります。今求められている技術を把握しており、しっかり使いこなせる編集者は重宝されます。

トレンドを押さえるには、常に情報をキャッチすることが大切です。スキルを習得しても学習を続けている編集者は稼ぎ続けられるでしょう。

6.ポートフォリオを充実させる

動画編集の案件に応募する際に、ポートフォリオの提出を求められることがあります。ポートフォリオには、自分の編集した作品や実績、経歴などを載せます。

ポートフォリオが充実していると自分の実績をアピールできるため、ライバルに勝てる可能性が高いでしょう。なかなか案件が受注できない場合はポートフォリオを見直して、どんどんアップデートしていくのがおすすめです。

7.作業の効率化を図る

動画編集で稼ぐには、作業の効率化も重要なポイントです。1つの動画編集にかかる時間を短縮できれば、より多くの案件を受注できます。

結果的に、稼げる金額もどんどん増えていきます。

動画編集に時間がかかり少ししか案件がこなせない方は、作業の効率化を考えていくといいでしょう。パソコンの能力が足りていないなら、編集作業が捗るスペックの高いものに買い替えるのもおすすめです。

動画編集におすすめのパソコンは、関連記事「【厳選】動画編集におすすめのパソコン10選！7つの選び方と必要なスペックも解説」で紹介しているので参考にしてみてください。

動画編集者になる3つの魅力【増えすぎでも気にしない】

こちらでは、動画編集者になる魅力を3つ紹介します。

動画編集を始めるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.自由に働ける　

動画編集の仕事は、パソコンとネット環境があればできます。場所や時間にとらわれず、自由に働けるでしょう。

自分のやりたい仕事の内容や量もある程度選べるので、ストレスなく働きたい方にぴったり。

動画編集は外注する企業も多く、フリーランス向けの案件が豊富。独立して動画編集者として生計を立てることも可能です。

2.好きなことが仕事につながる

動画編集の作業が好きな方にとって、やりたいことをしながら収入を得られるのはとても魅力的。作品として残るので、自分が編集した動画が多くの人に見てもらえる喜びもあります。

好きなことを仕事にすると向上心も高まるため、よりよい作品を作ろうと試行錯誤します。結果的に高いスキルが身につき、良い評価を得えられたり、より単価の高い案件を依頼されたりする可能性も。

動画編集の作業が好きな方にとっては天職といえます。

3.自分のセンスを活かせる

動画編集は、作品に自分のセンスを反映させられます。もちろんセンスが無くても動画編集の仕事はできますが、こだわりのある方にとっては自分のセンスを存分に発揮できるのは嬉しいもの。

クライアントに評価されれば、継続して仕事を受注できる可能性も高まります。センスの高さは個人の能力によるものも大きいので、スキルのある方は相性のいいクライアントを見つけると良いでしょう。

稼げる動画編集者を目指せるおすすめスクール3選

次に、稼げる動画編集者を目指せるおすすめスクールを3選紹介します。

今回紹介したスクール以外にも動画編集スクールについて知りたい方は「【初心者必見】動画編集スクールおすすめ18選！料金や特徴を比較、選び方も解説」という記事もご確認ください。

1.動画編集CAMP

引用：動画編集CAMP

動画編集CAMPは、『令和の虎』などのYouTubeチャンネルに出演している青笹氏（ @aotech6 ）が主催する、「YouTube動画編集に特化した動画編集スクール」です。

YouTubeの動画編集に特化しており、土日のたった2日間で、すぐに使える技術を身につけられるため、忙しくて学ぶ時間がない人におすすめです。

業界でも屈指の実績を持つ講師陣に直接指導してもらえて、疑問点は受講中に聞けて、すぐに解消できるでしょう。また、受講後にも動画視聴は無制限で行え、何度でも復習できます。

受講後の案件獲得のサポートも充実しているので、受講後の月曜日から動画編集者として仕事を始められます。無料説明会に参加すると受講料がお値引き（20万円から15万円）されるので、興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。

動画編集CAMPはこちら

2.ヒューマンアカデミー動画クリエイター講座

引用：ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは、全国に23校ある通学型・オンライン型の併用が可能な動画編集スクールであり、動画編集の講座内容は3種類あります。

最も基本コースの動画クリエイターコースは6ヶ月間の受講期間であり、通学とオンラインの選択が可能で教室も使い放題なため自分のペースで学べます。

手軽なチャットでマンツーマンサポートを受けられ、選任スタッフの就職サポートがついています。

また、Web動画クリエイター総合コースはWeb制作で必要なHTMLやJavaScriptプログラミングなどのスキルが学べるため、時間をかけて動画編集を学びたい方におすすめです。

ヒューマンアカデミーはこちら

3.デジハク

引用：デジハク

デジハクは、未経験から最短で動画編集を仕事にすることを目指すオンラインスクールです。動画編集の基本を学べるデジハクコースREGと、動画編集を副業・転職・フリーランスも目指せるデジハクコースPROがあります。

サポート期間中であれば、個別チャットで質問でき、オンライン面談を受けられます。サポート体制は、マンツーマンであり、zoom面談での指導は予約フォームから可能です。

サポート期間はコースごとに決まっていますが、300本以上の動画教材は受講後も視聴可能です。案件紹介はありませんが、副業サポートやキャリア相談をしてくれるため、動画編集者として働いていきたい人におすすめです。

無料説明会は随時行っているため興味のある方は気軽に参加してみてくださいね。

デジハクはこちら

動画編集者は増えすぎと思っている方からのよくある質問

最後に動画編集者は増えすぎていると思っている方からのよくある質問を紹介します。動画編集者を目指したいけど、新しいことに挑戦するのに不安に思っている方は参考にしてください。

Q1.動画編集だけで生きていくのはしんどい？大変なことは何？

動画編集だけで生きていいくことで大変なことは、以下のようなことが考えられるでしょう。

動画編集者として駆け出しのころはこのように大変に思うことも多いでしょう。しかし、動画編集スキルをスクールでしっかりと学んで、実績を積んでいけばこのような問題も徐々に減っていきます。

Q2.動画編集の平均年収・月収はいくら？

動画クリエイターの平均年収は約402万円であり、日本人の平均年収443万円よりも低い傾向にあります（参考：求人ボックス給料ナビ、国税庁の令和3年分「民間給与実態統計調査結果」）。

ただ、全体の年収幅は、312万円～830万円と比較的広く、勤務先や経験、スキルによって差があります。動画編集者として1,000万円以上稼いでいる人もいるため、スキルを磨けばもっと平均年収以上稼げる可能性は十分にあるでしょう。

詳しくは「フリーランス動画編集者の年収はいくら？収入を増やす方法について5ステップで徹底解説」でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

Q3.動画編集は初心者でも稼げる？

動画編集者は、スキルをしっかりと身につければ初心者でも稼げる仕事です。動画編集のスキルは、スクールに通えば最短2日～習得可能であり、案件紹介や就職サポートがあれば初心者でもすぐに稼げるでしょう。

動画編集スキルを確実に身につけたい方はスクールに通うのがおすすめです。スクールに通えば、疑問や質問があればすぐに解決できますし、スキル習得がスムーズに行えます。

初心者でも稼げるようになる動画編集スクールについて知りたい方は「【初心者必見】動画編集スクールおすすめ18選！料金や特徴を比較、選び方も解説」という記事もご確認ください。

Q4.動画編集のフリーランス案件はどこで見つけるの？

動画編集のフリーランス案件の見つけ方は、以下の4つの方法があります。

初心者におすすめは、まずはクラウドソーシングサイトに登録して案件を獲得する方法です。クラウドソーシングサイトは仕事を発注したい企業がインターネットを通じて、不特定多数の人に業務を発注しているサービスです。

代表的なクラウドソーシングサービスは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」です。どちらも無料で登録できるので、フリーランスの動画編集者として案件獲得したい方は登録してみてください。

フリーランスの動画編集者になるための方法は、関連記事「【要チェック】フリーランス動画編集者になるための方法は？年収相場から案件獲得までの方法を解説！」にて解説しているので、ぜひご覧ください。

Q5.動画編集の仕事はきついからやめとけというのは本当？

動画編集の仕事は、細かい作業が多く時間がかかるものです。人によってはきついと感じるかもしれません。

しかし、慣れてくれば作業の効率化は可能なので、長時間の作業がずっと続くということはないでしょう。

ただし、単純作業や細かい作業が嫌いな方には向いていないと言えます。動画編集の作業が楽しいと感じる方は、初めのうちは大変ですが、慣れてくれば効率よく進められるはずです。

動画編集に向いている人や稼げる人の特徴は、関連記事「動画編集はやめとけといわれてしまう3つの理由！向いていない人や稼げる人の特徴も解説」で解説しているので参考にしてみてください。

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