動画編集者として仕事を獲得していくなら、営業活動が必要不可欠です。初めのうちは、なかなか仕事が取れずに苦労することもあるでしょう。
やみくもに営業をしてもなかなか仕事は得られないので、しっかりポイントを押さえて成功率を上げていくのがおすすめです。
今回は、動画編集の初心者向けに以下の内容を解説します。
- 動画編集の営業先
- 営業文や提案文のコツ
- 案件が取れない人の特徴
- 営業で大切なポイント
これから動画編集の仕事をたくさんこなして稼ぎたいと考える方は、ぜひ最後までご覧ください。
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動画編集の5つの営業先
動画編集の仕事を取る方法を大きく分けると「自分で案件に取りに行く」と「声がかかるのを待つ」の2つです。実績の少ない初心者の場合、声がかかるのを待っていても仕事は獲得できないので、自ら営業する必要があります。
ここでは、初心者にもおすすめの営業先を5つ紹介します。
- クラウドソーシング・求人サイト
- 映像制作会社
- 一般企業
- YouTuber
- 知人・友人
営業先は多いほうが仕事を受注できる確率も上がるので、ぜひチェックしてみてください。
1.クラウドソーシング・求人サイト
まず初心者におすすめなのが、クラウドソーシングや求人サイトから気になる案件に営業をすることです。
クラウドソーシングサイトは「クラウドワークス」や「ランサーズ」が有名ですが、他にも多数あるので、いろいろ見てみるといいでしょう。
たとえばクラウドワークスでは、ジャンルを「動画・映像・アニメーション」「未経験可」で探してみると、8,477件もの仕事が見つかりました(2023年6月時点)。気になる案件に次々応募していっても、なくなってしまうことはないでしょう。
そのほか、求人サイトで動画編集の仕事を探すのも1つの方法です。たとえば求人サイト「Indeed」で「動画編集 在宅」で検索すると7,000を超える求人情報が出てきました。
案件の数は豊富なので、焦らず条件に合うものを選んで営業していきましょう。
2.映像制作会社
映像制作会社は、動画編集者不足に悩んでいる傾向にあります。初心者でも可能な案件があるかは会社次第ですが、条件のいい仕事があれば、ある程度経験を積んで応募するのも選択肢の1つです。
映像制作会社なら案件は豊富なので、一度受注できれば継続的に仕事をもらえる可能性が高まります。会社によって、広告やアニメーションなど扱う動画の種類が異なるので、自分の能力に合うところを選ぶといいでしょう。
3.一般企業
映像を取り扱っていない一般企業も、営業の候補先です。最近では、企業がYouTube動画を投稿するケースが増えています。
しかし、編集まではなかなかできないというところも多くあります。もしあまり編集されていない動画を多数投稿している企業があれば、営業をかけてみるのもいいでしょう。
人手が足りていない企業だと編集者を探す時間もなかなか取れないケースがあるので、あっさり受注できる可能性もあります。
4. YouTuber
YouTuberに直接営業をかける方法もあります。動画編集者を必要としているYouTuberがいないかチェックしてみてください。TwitterやInstagramで募集しているケースもあります。
人気のYouTuberとなると難易度が上がりますが、登録者がそれほど多くないけれど短期間で一気に増えた配信者は、編集の手が足りていないかもしれません。
なお、YouTuberに直接営業すると、クラウドソーシングのように中間マージンが取られないので、得られる報酬が増えるというメリットもあります。
5.知人・友人
知人や友人に動画編集ができることを伝えておくと、仕事を依頼してもらえるかもしれません。たとえば、結婚式のムービー作成は、業者でなく知り合いに頼んだほうがお金をかけずに済むため、需要は高いでしょう。
また、知人でYouTube投稿に興味がある人から編集を依頼してもらえる可能性も。知人や友人の場合、あなたの実績をそれほど気にしないことが多いので、初心者でも大きな仕事を任せてもらえるチャンスがあります。
周りの人にも積極的に営業をかけておくといいでしょう。
【営業文・提案文】動画編集の営業で仕事を得るための5つのコツ
「たくさん営業しているのになかなか採用してもらえない」という方は、未経験者だからではなく応募の際の営業文や提案文があまりよくない可能性があります。
ここでは、営業が通りやすくなるための5つのコツを紹介します。
- ポートフォリオを作る
- 自分の強みを伝える
- よりよい動画にするための改善策を提案する
- 稼働できる時間を具体的に記載する
- 熱意を伝える
ぜひチェックして、仕事を獲得する確率を上げてみてください。
1.ポートフォリオを作る
動画編集の営業をするときは、ポートフォリオを提出しましょう。ポートフォリオは、自分が作った動画や実績を載せて能力を示すものです。
ポートフォリオがないと、あなたがどれだけ能力があることをアピールしても、本当の実力は伝わりません。まずはポートフォリオの作成に全力を尽くしましょう。
自分が編集した動画を載せることは必須なので、ない方は用意してから営業に挑んでください。
2.自分の強みを伝える
希望する案件が通ったら、自分の能力がどんなところで貢献できるのかしっかり伝えましょう。この内容は、案件ごとに変える必要があります。
たとえば企業の広告案件だったら「営業経験があるため、商品を魅力的に見せる方法がわかります」とか、アニメーション制作会社だったら「子供のころからアニメが好きで、自分で作りたいと思いYouTubeチャンネルで投稿しています」など。
初心者だとアピールできる実績が少ないため、他の人にはない自分の強みを伝えてみてください。
3.よりよい動画にするための改善策を提案する
初心者には難しいかもしれませんが、営業先が投稿している動画についてどこを改善したらよりよくなるのか提案してみるのがおすすめです。
採用する側は、動画編集者に依頼して再生数が増えることを望んでいます。
改善策を提案されたら「この人に任せたら視聴率がアップできそう」と思ってもらえるはず。ただし、ダメ出ししすぎると印象が悪くなるため、改善ポイントは数を絞ったほうがいいでしょう。
4.稼働できる時間を具体的に記載する
簡単なことですが、1日や1週間でどれくらい動画編集の時間を取れるのかしっかり示しておくと、採用する側が何度もやり取りしなくて済みます。
忙しい企業だと何度もやり取りする手間を省くため、あらかじめ情報をしっかり開示してくれる人を採用するケースもあるでしょう。
そのほか、納品にかかる時間の目安や連絡が取れる曜日・時間なども自ら伝えておくと「丁寧に仕事をしてくれそうだ」と印象付けられ、採用してもらえる可能性も高まります。
5.熱意を伝える
なぜその仕事を選んだのか、熱意をしっかり伝えましょう。もちろん、やる気があるだけで採用してもらえるわけではありません。
しかし、企業によっては「そこまでやる気があるなら、いい編集をしてくれるだろう」と採用してくれる可能性もあります。
もしほぼ同じレベルの候補者と迷っていた場合、より熱意がある方に依頼したくなるはずです。
動画編集の営業で案件が取れない人の3つの特徴
動画編集の営業をしているのになかなか通らないという方は、ポートフォリオや提案文に問題があるかもしれません。以下3つの項目に分けて、仕事を得られない人の特徴と改善策を解説します。
- ポートフォリオの内容が案件の内容とかけ離れている
- 営業が通りにくい文言を入れる
- そもそも日本語がわかりにくい
1つずつ見てみましょう。
1.ポートフォリオの内容が案件の内容とかけ離れている
ポートフォリオに載せる動画は、応募する案件と近しいものを選ぶ必要があります。たとえば、アニメーション会社に応募する際に、商品紹介系の動画ばかりを載せていたら採用してもらうのは難しいでしょう。
採用する側は「アニメーションが得意な人に編集してもらいたい」と考えているはず。ジャンル違いの実績があったとしても、なかなか採用には至らないでしょう。
編集できるジャンルが狭い方は、自分がこれまで制作した内容にマッチするところに営業をたほうがうまくいく可能性が高まります。
どうしても獲得したい案件があるなら、応募用に動画を作成するのもいいでしょう。
2.営業が通りにくい文言を入れる
一生懸命営業しているつもりでも、提案文にはNGの文言が入っているためになかなか採用に至らないケースがあります。NGの文言とは、以下のような内容です。
- 初心者ですが頑張ります
- この仕事を通して成長したいです
- 報酬はいただかなくても結構です
などが、初心者がやりがちな失敗です。
これらは「初心者なので、能力が低くても許してください」というニュアンスに取られてしまいます。採用する側からすると、初心者には頼みたくないというのが本音でしょう。
できることをしっかりアピールして、あなたを採用するメリットを知ってもらう必要があります。
3.そもそも日本語がわかりにくい
提案文が長すぎて読みにくかったり、主語がどこにあるのか分かりにくかったりすると「この人に任せて大丈夫だろうか」と不安を抱かれてしまいます。
提案文・営業文はしっかり見返して、読みやすさやわかりやすさをチェックするといいでしょう。自分ではなかなか気づきにくいので、誰かに見てもらうとよいでしょう。
動画編集の営業で大切な3つのポイント
動画編集の営業をおこなう上で、大切なポイントを3つお伝えします。
- まずは動画編集のスキルをきちんと身につける
- ポートフォリオ作成に力を入れる
- たくさん営業する
これから営業を始めようと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
1.まずは動画編集のスキルをきちんと身につける
動画編集のスキルが備わっていなければ、いくら営業しても通りません。スキルの習得が十分でない方は、基礎をしっかり固めましょう。
スキルが身についていないと、クライアントが求めているレベルに到達できず、継続的に仕事を受注できなくなってしまいます。毎回営業をかけていると多くの時間が取られてしまい、本来編集で稼げる時間も仕事の獲得に充てなければなりません。
スキルをしっかり習得しておけば、作業の効率化も図れるため時給を上げることにも繋がります。
2.ポートフォリオ作成に力を入れる
ポートフォリオは、動画編集の営業をする上でとても重要なものです。しっかり作り込んでおけば、仕事の受注率もアップするでしょう。
ポートフォリオに載せる動画は、案件に合うものを選ぶことが大切です。スキルを証明する動画がないのであれば、営業を急がずまずはポートフォリオを充実させることから始めてみてください。
営業が通りやすいポートフォリオを作る方法がわからない方は、作り方を教えてくれる動画編集スクールに通うといいでしょう。
3.たくさん営業する
動画編集の営業をしても、簡単に通らないことがほとんどです。特に未経験者は、実績のない段階で初めての1本を取るのがなかなか難しいでしょう。
だからといって、営業をやめてしまったら永遠に仕事は得られません。落ちてもめげずに、なんどもトライしてみてください。今、動画編集者として活躍している人も一度は通った道です。
営業を頑張って仕事を得られるようになれば実績になるので、その後はスムーズに受注できるようになるでしょう。
動画編集の営業を成功させるならスキルが必須!動画編集スクールで実力をつけよう
動画編集の営業先は多数あります。本記事で紹介した提案文のコツなども参考にして、いろいろなところに営業してみてください。営業をたくさんおこなっているうちに、コツも掴めてきます。
初めからうまくいくとは考えずに、もし失敗してもめげずに挑戦してみてください。
なお、動画編集者としてを成功するには、まずしっかりとスキルを身につけることが大切です。
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