「動画編集してみたいけど、無料の動画ソフトはある?」
「初心者でも使えるおすすめのソフトはある?」
「動画編集ソフトを選ぶポイントを知りたい」
などと考えていませんか?
動画編集ソフトは、無料で利用できるものから、有料で利用できるものまで様々あるため、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、初心者が動画編集ソフトを選ぶポイント、無料で使えるおすすめの動画編集ソフトを紹介します。記事を読めば、初心者でも動画編集できるソフトがわかり、動画編集をスムーズに始められます。ぜひ最後までご覧ください。
初心者が動画編集ソフトを選ぶ7つのポイント
動画編集ソフトは数多くあるので、初心者が使いやすいソフトを選ぶのは大変です。ここでは、初心者が動画編集ソフトを選ぶ際のポイントを7つ紹介します。
- 無料か有料か
- 求める機能があるか
- パソコンのスペックに適応しているか
- 操作性が優れているか
- 安全性に問題がないか
- 撮影機材のフォーマットが含まれているか
- 希望するフォーマットで出力できるか
それぞれ詳しく解説します。
1.無料か有料か
動画編集ソフトには、無料のものと有料のものがあります。無料ソフトでも高機能なものは存在しますが、無料と書いてあっても完全に無料で利用できない場合もあるので、注意が必要です。
無料で利用できるのは体験版のみであったり、ロゴや透かしが強制的に入っていたりする場合もあります。
有料ソフトは、ロゴの挿入はなく、多くの機能を制限なしで利用可能です。有料ソフトを使いこなせれば動画編集のプロと同じような編集ができるようになるでしょう。
また有料の動画編集ソフトは多くの人が利用しているため、プロが作ったテンプレートを活用できたり、色々な人と連携してひとつの作品を作ったりすることができます。そのため、ビジネスシーンでは有料ソフトの利用がほぼ100%です。
そのため、動画編集を趣味でやってみたいなら「無料ソフト」、プロの動画編集者を目指すなら「有料ソフト」を選ぶのがおすすめです。
2.求める機能があるか
自分が行いたい動画編集の機能があるかどうかを確認しましょう。自分が行いたい動画編集がどのようなものかによって、必要な機能も異なります。
行いたい動画編集 | ソフトに必要な機能 |
---|---|
高画質な動画を編集 | 4Kに対応している |
VR動画の編集 | 360°動画に対応している |
TikTokやInstagramのSNSに投稿 | 「縦画面編集」に対応している |
YouTubeでプレーヤー映像の背景にゲーム画面を合成 | クロマキー機能(特殊効果で背景を透過させる機能)がある |
ゲーム実況動画の編集 | 「画面録画機能」を搭載している |
動画にナレーションを挿入 | 声の録音や編集に対応している |
動画の編集作業にかかる手間を省略 | 「自動編集機能」を備えている |
DVDやBlu-rayに保存 | DVDやBlu-rayに作成した動画を焼き付けられる |
YouTubeの動画編集をしたいのか、家族で楽しむ程度のスライドショー動画の作成をしたいのかによって必要な機能が異なります。
自分がどのような目的で動画編集するのかを再確認し、求める機能を把握してソフトを選ぶようにしましょう。
3.パソコンのスペックに適応しているか
高機能なソフトを利用する場合、パソコンのスペックが足りないと、動画編集の際に時間がかかったり、パソコンが上手く動かなかったりする可能性があります。
特に有料ソフトは高機能なものが多いため、スペックの確認が非常に大切です。
動画編集ソフトを選ぶ場合には公式ホームページの「推奨スペック」を確認して、自分が持っているパソコンのスペックで編集できるものを選ぶようにしましょう。
動画編集に必要なパソコンスペックについて知りたい方は、別記事の「【重要】動画編集に必要なパソコンのスペックを詳しく解説!おすすめ機種も厳選して紹介」もあわせてご確認ください。
4.操作性が優れているか
初心者であれば、ソフトの操作性も選ぶポイントとして重要です。操作が難しいと、挫折してしまう可能性が高まります。
例えば、テキスト挿入やカットなどの簡単な操作であれば、どのソフトを選んでも差はありません。一方でアニメーションなどの複雑な操作が重要な編集をする場合は、操作性の違いをチェックしておく必要があるでしょう。
自分がどのような動画編集をしたいかにもよりますが、初心者であれば操作が複雑ではない動画編集ソフトを選ぶ必要があります。
5.安全性に問題がないか
動画編集時にはプライベートな情報を扱うことも多いため、ウイルスなどのセキュリティ面の安全性に問題がないかも確認するようにしましょう。
ウイルスに感染すると、パソコンが動作不良を起こす、個人情報を盗まれる、不審なプログラムが勝手にインストールされるなどの危険性があります。
特に無料で知名度が低いソフトだと「有料ソフトの機能が使えます!」という謳い文句を用いて、ウイルスをばらまいているリスクがあるので、注意が必要です。
6.撮影機材のフォーマットが含まれているか
動画編集ソフトにビデオカメラなどの撮影機材のフォーマットが含まれているかも確認しておく必要があります。
ビデオカメラのファイル形式は、「AVCHD」「MP4」があり、動画ファイル形式は「AVI」「MOV」など、フォーマットは様々です。
撮影機材で撮影したものを編集しようとしても、機材のフォーマットが含まれていなければ、動画編集ソフトで読み込めません。
自分で撮影も行う場合は、使っている撮影機材のファイル形式に対応している動画編集ソフトを選ぶ必要があります。
7.希望するフォーマットで出力できるか
動画編集後に、ソフトから書き出す際のフォーマットが希望するものかどうかを確認する必要があります。SNSに投稿する予定がある場合、投稿するサイトに対応するフォーマットでなければ、動画はアップできません。
例えば、YouTubeは16種類のフォーマットに対応していますが、TikTokのフォーマットは、「mp4」か「mov」ファイルのみです。
そのため、パソコンで動画編集した場合の出力は「mp4」か「mov」で出力できるかどうかを確認する必要があるでしょう。
動画編集をした後に、希望するフォーマットで出力できるかを事前に確認する必要があります。
【無料で使える】初心者におすすめの動画編集ソフト9選
次に、無料で使える初心者におすすめの動画編集ソフトを紹介します。無料で動画編集ソフトを探している方は参考にしてください。
- Microsoftフォト(マイクロソフトフォト)
- iMovie(アイムービー)
- AviUtl(エーブイアイ・ユーテル)
- Shotcut(ショットカット)
- FlexClip(フレックスクリップ)
- Lightworks(ライトワークス)
- PowerDirector Essential(パワーディレクターエッセンシャル)
- DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)
- VideoPad(ビデオパッド)
それぞれ詳しく解説します。
1.Microsoftフォト(マイクロソフトフォト)
対応OS | Windows |
含まれる主な機能 | ・カット ・トリミング ・テキスト追加 ・エフェクト効果 ・音楽追加など |
公式サイト | Microsoft フォト |
Microsoft フォトは、2017年まで「Windowsムービーメーカー」として利用されてたソフトの後継です。Windows 10にプリインストールされており、ドラッグ&ドロップで簡単に操作できるため初心者でも利用しやすいでしょう。
無料ながら、編集画面にロゴが表示されないというメリットもあります。
シンプルな操作性ですが、凝った動画編集は行いにくく、最低限の機能しかついていません。
2.iMovie(アイムービー)
引用:iMovie
対応OS | macOS |
含まれる主な機能 | ・カット ・トリミング ・テキスト追加 ・エフェクト効果 ・音楽追加など |
公式サイト | iMovie |
iMovieは、MacのパソコンやiPhoneにプリインストールされている無料の動画編集ソフトです。シンプルに操作できるため、動画編集の初心者におすすめのソフトです。
4K の動画編集も可能であり、ドラッグ&ドロップで操作可能。さらにロゴ表示なしというメリットがあります。ただし初心者向けのため、テロップやフォントなどの各種テンプレートの少なさや、凝った映像表現はしにくいというデメリットもあります。
Macユーザーであれば、iMovieは動画編集に慣れる前のソフトとしては最適でしょう。
3.AviUtl(エーブイアイ・ユーテル)
引用:AviUtl
対応OS | Windows |
含まれる主な機能 | ・不要なシーンのカット・結合 ・動画・画像・音声・字幕(テロップ)の合成 ・トリミング ・再生速度の変更 ・動画自体のリサイズ ・動画の縦横回転・左右反転 ・インターレース解除・ノイズ除去等の画面処理 ・カラーグレーディング(色調補正等) |
公式サイト | AviUtl |
AviUtlは、完全無料で利用できる動画編集ソフトであり、「拡張性の高さ」、「動作の軽さ」が特徴です。ロゴも表示されず、拡張機能(プラグイン)を導入することで、有料ソフトと同等の機能を使えるようになります。
ロゴが表示されないので、個人のYouTubeチャンネル用動画編集にもおすすめです。
また、開発されたのが20年以上も前のため、近年のパソコンでは動作が軽くサクサク動きます。導入するまでの手順がやや複雑というデメリットもありますが、ネット上にはマニュアルが豊富に掲載されているサイトも多いため、初心者でも困らないでしょう。
4.Shotcut(ショットカット)
引用:Shotcut
対応OS | Windows、Mac、Linux |
含まれる主な機能 | ・動画のカットトリミング ・BGM音楽挿入 ・テキストテロップ ・動画出力 |
公式サイト | Shotcut |
Shotcutは、プロ仕様の機能と画面構成を持つ動画編集ソフトです。高機能であり、利用制限はなく商用利用も可能、ロゴ表示なしというメリットがあります。
ロゴも表示されないので、YouTube動画編集にもおすすめです。
ただ、初心者には操作が難しく感じたり、チュートリアル情報が少なかったりというデメリットがあります。
5.FlexClip(フレックスクリップ)
引用:FlexClip
対応OS | Windows、Mac |
含まれる主な機能 | ・カット編集 ・BGM音楽の挿入(大量の無料データあり) ・テキストテロップ ・トランジション ・フィルター ・動画の書き出し |
公式サイト | FlexClip |
FlexClipは、ブラウザ(ChromeとFirefox)上で、無料で使える動画編集ソフトです。アカウントを作成した後に編集でき、無料版と有料版があり機能の違いはありません。
ただ、無料版は解像度480、長さ最大1分までしか作成できず、書き出した動画に透かしロゴが表示されてしまいます。無料版は、商用利用を禁止されており、複雑な動画編集はできないというデメリットもあります。
無料版を利用してみて商用に利用したいと思ったら、有料版の利用を検討してもよいでしょう。
6.Lightworks(ライトワークス)
引用:Lightworks
対応OS | Windows、Mac、Linux |
含まれる主な機能 | ・動画のカット、結合、削除 ・テキスト追加 ・音楽追加 ・画像追加 |
公式サイト | Lightworks |
Lightworksは、アメリカ生まれのLinuxが提供する動画編集ソフトです。無料版と有料版があり、無料版は一部機能が制限されています。
自由に使えるミュージッククリップのコレクションが使用でき、初心者から上級者までが利用できるソフトです。無料版でもロゴ表示されないというメリットがあります。
ただ、操作は直観性に欠けるため初心者は難しく感じる場合や、無料版の場合は映像出力がmp4データのみというデメリットもあります。
プロ仕様の動画編集がしたい方は課金することで、幅広い機能を利用できるでしょう。
7.PowerDirector Essential(パワーディレクターエッセンシャル)
対応OS | Windows、Mac |
含まれる主な機能 | ・カット編集 ・テキストテロップ ・BGM音楽の挿入 ・その他特殊効果 ・書き出し |
公式サイト | PowerDirector Essential |
PowerDirector Essentialは、動画編集ソフトのPowerDirectorの体験版です。体験版であっても30日間はPowerDirectorの機能をほぼ利用できます。
ただ、期間内でもロゴが動画に入り、動画出力の際にサインインが必要です。また、30日間を超えるとモーショントラッキング(被写体にモザイクを追従させる機能)や、フルHD解像度での動画出力などの機能に制限がかかってしまいます。
30日間動画編集をしてみて、利用を続けたい場合には有料版の利用を検討しましょう。
8.DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)
対応OS | Windows、Mac、Linux |
含まれる主な機能 | ・カット機能 ・エディット機能 ・Fusion機能 ・カラー機能 ・Fairlight機能 |
公式サイト | DaVinci Resolve |
DaVinci Resolveは、プロ仕様の高機能動画編集ソフトであり、初心者から上級者までが利用できる動画編集ソフトです。無料版と有料版がありますが、基本的な機能は無料版と有料版と変わりません。
無料版でも、商用利用可能で、YouTubeにアップロード可能、クライアントに販売可能、無料版でもロゴが入らないという特徴があります。
ロゴが表示されないので、YouTubeの動画編集にもおすすめです。
ただ、スペックの低いパソコンで動画編集をすると、処理速度が遅くなるため、注意が必要です。
9.VideoPad(ビデオパッド)
引用:VideoPad
対応OS | Windows、Mac |
含まれる主な機能 | ・カット編集 ・BGM音楽の挿入 ・テキストテロップ ・トランジション ・書き出し |
公式サイト | VideoPad |
VideoPadは、元々は無料の動画編集ソフトでしたが、数回利用すると有料版に誘導されます。初心者でも使いやすい操作性ですが、無料版は数回書き出すと使えなくなる点がデメリットです。
ソフトの設計は他のソフトよりも古いため、有料になった際にはあまりおすすめできません。
稼ぎたい・脱初心者を目指すなら有料の動画編集ソフトがおすすめ
無料の動画編集ソフトを紹介してきましたが、プロ仕様の動画編集をするためには有料のソフトがおすすめです。おすすめの有料動画編集ソフトは以下の通りです。
- Adobe Premiere Pro
- Filmora
- Final Cut Pro X
- PowerDirector
- Adobe Premiere Elements
中でもおすすめは、「Adobe Premiere Pro」です。
Adobe Premiere Proは、YouTube動画編集でも一番多く利用されている動画編集ソフトです。Adobe Premiere Proを使いこなせれば、動画編集者として稼いでいくことが可能でしょう。利用料金は、サブスク月額2,728円~です。
料金やお得な購入方法は、関連記事「【2024年】プレミアプロ(Adobe Premiere Pro)の値段は?買い切りや無料版についても解説」にて紹介しています。
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